(仮題)白い恋人たち'87の台本
2018年 07月 22日先月、先々月までは全国で転々とスキーの予約会などがあり、つかの間の冬気分を味わう
ことができましたが、子供たちの夏休みシーズン突入とともに、そんな雰囲気が消し飛ぶ
ような猛暑ですね。
そんな中(笑)、今年の3月志賀高原で開かれた第3回の「Sallot Reboot Project」のイベ
ントで知った情報をアップデートしたいと思います。
過去2回のイベント同様、当時のグッズや制作関連のアイテムが、キラ星のごとく散りば
められていましたが、その中でも今回は「私をスキーに連れてって」の正式題名が決まる
前の台本「白い恋人たち'87」を手に取って見た内容について触れたいと思います。


ざっと目を通して見比べた印象は、本編部にあまり大きな差分はない感じでしたが、その前後
で落とされた部分が少し面白いと思いました。例えば・・・

映像「私をスキーに連れてって」(C)フジテレビ/小学館
この後「できました!」と言って小坂一也さん演じる「課長」に書類を渡し、「検算(験算)は
したんだろうな?」と聞かれるシーンですが、この台本の冒頭はこうなっていました。

なかなか見積書ができず、しかも隣の女子社員(旧芸名「玉乃ヒカリ」=叶美香さん)から
数字の桁が間違っているという指摘を受けて、大慌てで直していた・・・という背景から
課長に「検算(験算)はしたのか?」と聞かれたわけなんですね。
また、本編でも映画と当初案の違いがあります。

使う言葉に多少の違いはありますが、台本の一番左端のセリフをご覧ください。映画ではゆり江
さんに「こっちの業界の方なんですか?」と聞かれて矢野君が答えるのですが、この「白い恋人
たち」版では小杉正明君のセリフだったことがわかります。
そして、最後が一番面白いと感じた部分ですが、劇中矢野君と優ちゃんがくっつくかどうか
でお金を掛けていましたよね。(泉君と小杉君はくっつかない、真理子さん、ヒロコさんは
くっつく派)。
積み上げて結局10万円にもなったわけですが、その行方と映画の最後のシーンでエンドロール
に入る直前、矢野君と優ちゃんが腕を組んだあと「カシャ」というシャッター音が入る理由が
このページでわかります。

ご覧の通り、当然のごとく?10万円を忘れるなよと真理子様から無線で念押しをされ、そして
最後のシャッター音は、矢野君、優ちゃんのカップルが「Sallot」のパンフレットに使われる
という意味があったんですね。

映像「私をスキーに連れてって」(C)フジテレビ/小学館
スキーシーズンまであと5ヶ月です!

今回も興味深い記事UPありがとうございます。玉乃ヒカリさんの件は聞いたことがありましたが、あの子が叶美香さんだったのですね!
しかし何時からあんなキョヌーに?・・・聖心のゆみちゃんはどうしているのかな、かわいかったのに。
酷暑のおりご自愛くださいませ。この反動で冬らしい冬になるといいですね。
こちらこそご無沙汰しております。
叶さんは、当時の目元に現在の面影を少しだけ感じますね。
あの胸はバブルと共に大きくなったのかもと(w)
今冬も災害にならない程度に大雪が降ってほしいものです。

確かに最後のシーンには個人的に違和感があって気になっていました。カッシャという音で映像が止まることに。
私スキは、DVDのコメンタリーで撮影の長谷川元吉氏が切りすぎた というコメントをしていたと思います。
ディレクターズカット版を見てみたいですね。
今後の更新も楽しみしています。
今回のネタは台本からカットされた
ものの、それを匂わすひとコマが、
まだ劇中に残っているのかも?と
いう見方で映画が見ると、また違っ
た楽しみ方ができそうですね。
あと、確かにディレクターズカット
編はぜひ見たいですね。